ウェルネス(wellness)という言葉をご存知でしょうか。「輝くように生き生きしている状態」のことで、米国のハルバート・ダン医師により提唱された、統合的かつ包括的な概念です。類義語としてウェルビーイング(well-being)があります。

人生100年時代、誰しもが輝くように生き生きしている状態で過ごしたいものですが、そのためには、精神、社会、環境、経済などあらゆる面が充足されていくことが望まれます。そして、その土台になるのが「病気にならず、生命力にあふれる身体」です。富裕層の方々が身体の健康のために多額の投資を厭わないことからも、それは明らかなことです。

ただ、それはテレビや雑誌、インターネットなどで見聞きした健康法をすぐに取り入れたり、流行りのサプリや薬を飲むことだけで手に入れられるものではありません。何でも簡単に答えが得られたり、手軽に手に入る便利な時代だからこそ、我々は新しい技術や研究だけではなく、先人より受け継いできた素晴らしい叡智にも目を向けるべきなのです。

「六命健康法」は単なる健康法ではありません。自分のタイプに合った生活習慣を獲得するとともに、これまで私達が学校教育や社会生活などを通じて学習し、自分の常識として定着してしまった知識や経験の学びほぐし(アンラーニング)を行い、自らの内面・「あり方」に向き合い続けていきます。このようにして自分の基盤を築き直していくことで、生まれたときにすでに持っていた「自分本来のちから」が発揮できるようになり、健康はもちろんのこと、豊かな人生、輝く人生(=ライフウェルネス)が実現していくことでしょう。


引用:UCDAVIS
引用:国立琉球大学ウェルネス研究分野